こんにちは、
スーパートレーディングスクールREEDの
村居孝美です。
今日は、システムトレードの
根本的な考え方についてお話をします。
システムトレードといえば、
「過去のバックテストをして、
有効であることが確認できた売買ルールを
十分なトレード数をこなし、
統計的平均値への収束に賭ける方法」
といわれています。
ここでよく、
大数の法則を用いて、
説明がおこなわれます。
例えば、
コイン投げのゲームです。
コインを投げて、
表裏を当てるゲームのことですね。
表が出たら、いくらもらえる
裏が出たらいくらもらえる。
と決めて、当てるゲーム。
表が出る回収と裏が出る回数の比率は、
どちらも50%ですね。
ということは、
試行回数を増やせば、
表が出る回数と裏が出る回数は、
どちらも50%に近づくというものです。
トレードもこれと同じで、
大数の法則を味方にしていきましょう。
ということです。
ですが、
念頭に置いておきたいのは、
いざ、
トレードの場合になると、
検証において確認した場合、
「市場参加者や環境が変化する。」
「資金量が有限」
ということもあり、
トレード検証の結果は、
経験的確率になり、
コイン投げのように、
「回数を無限に重ねていけばいい」
という単純なことにはなりません。
なので、
あまり大数の法則に
依存しすぎないことが必要です。
頭がいい人程、
陥りやすいので注意が必要です。
コイン投げのように、
確実に答えが出てしまうなら、
誰もが利益を出せるようになりますが、
トレードは、対人戦のゲームであり、
そんな単純な正解は存在しないわけです。
「テクニカル分析の教科書はこうだから・・・」
「統計とはこうだから・・・」
などの固定観念は、柔軟性がなくなり、
マーケットを見えなくしてしまいます。
検証における優位性=売買ルールは、
100%確実なものは存在しない中での、
優位性であり、
生ものであるということを
理解したうえで、対策をしながら
扱っていくことが大切になります。
なので、
「複数の売買ルールを同時に運用する」
「ポジションを大きく取り過ぎない」
「定期的に優位性がなくなっていないかを確認する」
等の管理が必要なのです。
勿論、
優位性がなくなったかを
確認したりするには、
自分で検証ができないといけません。
トレーダーには、
検証スキルは絶対必須のものになります。
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