コラム

コミュニケーションの重要性

政治では「責任をとって辞任しろ」と総理に対してやじがとんでいるのをよく耳にする。これは会社でもよくある話だが、このような責任の擦り合いでは、本当の目的が損なってしまうのではないだろうか。

例えば,クライアントとのAという問題が起きたので、その問題が起こらないようにBという方法でやることにした。それを提案したのはリーダーの谷川さんで、全員が結果それで合意した。

それからしばらくたって、Bという方法で行っていたが、今度は忘れた頃に違う問題が生じた。そこで谷川さんが、「○○が問題です」と次の問題を申し出た。Bという方法は、実際にやってみると思っていたよりも、有効ではなく、違う問題を生じてしまったのだ。

まあ、谷川さんも、みんなから言われるまで最初のAという問題でBという方法を行っていたのを忘れていたのだが、「Bという方法に問題がある」という提案をしたところ、みんなからバッシングを受けてしまったのだ。

スタッフ 「それを決めたのは谷川さんでしょう!あなたの責任です。私のせいにしてもらっても困ります」 「それにBという方法から、次の方法に変えたら、私たちが大変な作業になってしまいます。」

谷川さん 「確かに、Bという方法は私が提案しました。でもそれが上手くいかないのですから、次の対策を打たないといけないと思いませんか・・・」 「それに決してあなたが悪いと申しておりませんよ」

スタッフ 「いや、あなたの言い方は私のせいにした。それに私たちは人間なのですから、機械みたいに次から次へといわれてもできません。あなたには誰もついてきませんよ」

こんなバトルが続いたのだった。

こういうことは経営者やリーダーのみなさんなら経験をされた方もいらっしゃるだろう。

会社がよくなるように変化していかねばならないのに、人と人の摩擦が生じて一歩も前進しない。まるで今の日本の政治家のやりとりにも思えるはずだ。

ここで大きな問題があるならば、人と人のコミュニケーションの問題といえよう。

人には、それぞれ違った地図を持っているものだ。つまり同じ現実を見ても捉え方は異なるわけだ。だから、谷川さんが、上手くいかない問題に対して憤慨している状態、話し方を見て、スタッフは自分のせいにされていると捉えたのかもしれない。

あるいは、スタッフが自分の仕事が増えてしまうことに対して、「あなたのせいで仕事が増えてしまうじゃない」と考え、それを責任問題に摩り替えてしまったのかもしれない。

それとも、谷川さんがBの方法を考えたのを忘れていたことに対して、許せなかったのかもしれない。一方、誤解されてしまった谷川さんは、この問題に対して、過去における深い感情を背負っているのかもしれない。

このようないろんな感情があるわけだが、その感情の中にはその人の価値観や信念も隠されている。過去に同じようなことで嫌な経験をされたことがあると、そのときのことと投影してしまうことだってある。

コンビ二等の普及により、なんでも簡単に手に入るようにり辛抱することができなくなったり、人とコミュニケーションをとらなくても生きていけるようになった時代背景の裏には、多くの人がこのような問題を抱えているのではないだろうか?

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