システムトレードの大敵は、最大ドローダウンというものだ。
これは資産が最大になった時点から下落し、
再び最大高値を更新した資産の動きの中で、
それまでの下落幅の一番最大のものをいう。
これに対処しておかないと将来の目標価格に達するまでに、
資金が無くなってしまったという悲劇が起こるわけだ。
この対処の方法は、資金管理になるわけだが、
ただ、単に、理論的に対処すればよいものではない。
資金管理、ポジションサイジングにより、
感情が伴っってくることを考慮しておくことが成功の鍵となる。
これについては、またいずれ書くとして、
今日は、もう一つのリスクについて考えたい。
ドローダウンが縦軸とするならば、
横軸のリスクも考えなくてはいけないだろう。
横軸のリスクとは、停滞期間のことだ。
今負けていたとしても、
1年後には利益が出ているならばOKとするのが目標だったとして、
あなたなら何か月の損失が継続したら、
感情が揺さぶられることになるだろうか?
できれば検証結果の見方にも注意したいものだ。
月ベースの資産の浮き沈みを確認してみよう。
そこには、いろんなドラマが隠されているはずだ。
あなたがトレードを始める前に対処しておくことはたくさんあるのだ。