自分の息子が自立しないと悩んでいる親がいた。
40歳になっても家で親の脛をかじって生活しているというのだ。
そしてついこの間、携帯の料金を支払ってくれと母親に言ってきたというので、お金を支払ったということだった。
私は自分で支払わせさせたらどうですか?とその母親に尋ねた。
母親はこう、答えた。
「いつも言っているんですけどね~」
言っていることと行動が正反対だ。
ようするに「言うだけ番長」である。
お金を支払っていたら、「言っていない」のと同じであることに気がついてほしい。誰だって、甘えられる環境があったら甘えたくなるものだ。その環境にしているのはあなた自身であって、決して子供ではない。
あなたの行動が変わらなければ、子供だって変わらないのは必然ではないだろうか。
本当に子供に対して自立してほしいと思っているならば、その心の問題に対して真剣に向き合い処置を講じるべきである。
これとよく似たケースがトレードでもある。
よく大きな損失が出てしまったときに「利益確定すれば儲かったんだけどね」とか、あるいは隣の儲かった人を見て「エントリーしておけばよかった」と毎回言い続けていることはないだろうか?
そういうときは、あなたの心の問題に向き合い、処置を講じなければならないということだ。