人は過去の情報によって左右されているのを知っていますか?
人間にとって意味を持つ過去は意識している、していないに…
関係なく強い感情を伴っています。
その記憶があなたにとって何が重要かを決定しています。
これはあなたの無意識の選択・行動(習慣)も同様です。
つまり、このような記憶は日常の無意識の行動とものの見方、
考え方の両方を決定しているのです。
しかし、この強い感情を伴った出来事の記憶は、
あなたの目指すゴールとは関係なく決定するのです。
例えば、投資の経験で、
たまたま損失を被った経験がある人、
あるいは、損失を出して苦しんでいる人を見たことがある人は、
「投資をやってはいけない。」という感情記憶を伴い、
逆にやらない人は「苦しまない」という感情記憶が残ります。
お金に関しても同様です。
お金で苦労した人は、「お金は悪だ!」という
感情記憶をともない、「お金を持たない方がいい」
という感情記憶が残ることになります。
これにより、「投資をやってはいけない。」
「お金は持たない方がいい」という
行動の性向やブリーフ(信念)システムが生まれます。
そして多くの人は良い結果を生み出すことを妨害するような
無意識の選択・行動(習慣)を持っているのです。
感情記憶によって感情レベルで”嫌な思いをするだろう”
”悲しい思いをする”といった情報を知覚すると、
人間は無意識に拒否します。
それは自分にとって居心地が良い状態を
維持するために恒常性維持機能が働くからです。
そもそも、人間の望む本当のゴールというのは、
今の自分の価値観の外にあります。
しかしほとんどの人が、
自分の慣れ親しんだ空間から出ることを恐れています。
しかしこの中にいると、
心理的盲点が出来てしまいます。
なぜなら人間は自分が重要であると
思っているものしか見えてこないからです。
だからこそ、ゴールを
自分の慣れ親しんだ空間の外に置いて
設定することが大切なのです。
そうすれば、心理的盲点が外れ、
今まで見えてこなかったチャンスも
見えてくるはずです。